Lemmon's Crystal

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*データ*

タイトル END END SUMMER
作者(敬称略) 草玉鈴
小鳥遊ぴよ
攻略対象 1人
ツール 吉里吉里/KAG
対象年齢 全年齢

*あらすじ*

──夏休み、旅先で少女が目覚めると病院だった。

唐突に告げられる母親の死。少女は誰の言葉も信じなかった。
「お母さんは、どこ?」

やがて少女は全てから逃げ出すようにしてひとり家に帰ってくる。
母親のいない世界を受け入れることができない少女は
膝を抱えてただ母の帰りを待つ。

ある夜、見知らぬ男が少女の目の前に現れる。
少女が病院を逃げ出してきたことを知っていた男は、
少女を脅迫すると家に上がりこむ。

夏休みが終わるまであと10日。
少女と男の奇妙な共同生活が始まる。

以上、サイト様より転載

*感想*

まずこちらのゲーム(ノベル?選択肢1個のみ)を読んで、何度も泣きました。
母親の偉大さ、家族愛がいかに大事かがよく分かりますし
"絆"という人と人の繋がりをここまで考えさせられたストーリに感動しました。

少女の生い立ちが悲しすぎます。
男は威圧的で怖い人ですが、子供に慣れてないだけでした。
読み進めるといかに少女を心配していたのか良く分かります。
何度も逃げ出した少女を探し出し、大切にしているあたり不器用ながらも真っすぐな生き様が伺えます。
子供相手にムキになってるあたり少しハラハラしましたが、これも面白いです。

じゃがいも…生で食べられるのか?と目が点に…きっと海外生活だとそうなのかな?かな…??
少女が救われた時から、ほんわかした暖かいストーリーになったので安心しました。
そして男とも近づき、2人で〜というENDに感動です。
その直前の少女のいたずら・男の慌て様には笑えました。

残酷なようですが、「時間は決して止まるものじゃない。だからこそ前を向いていたい。」
読み終わった後にこう思える程、大事なものは何か?を考えさせられました。
一瞬一瞬を大切にしたいと本気で思えた、すばらしい作品です。
続編がシェアで販売予定との事です。これは続編もゲームしてみたいですね。