Lemmon's Crystal

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*データ*

タイトル 牟奄-ムエン-
作者(敬称略) Project Gem
ジャンル 探求アドベンチャーゲーム
ツール 吉里吉里/KAG3
対象年齢 全年齢

*あらすじ*

赤提灯の灯りに守られた街で暮らす、少年ティモン。
彼には1つの夢があった。
「青い空を見てみたい」
この世界には存在しない青空に憧れていたティモンの前に、オネエ言葉を喋る生首が落ちてきた。
青い空を知っているという生首──マオと共に、ティモンは憧れの青空を目指す決意をする。
トンネルを通って、街の外へ。
青い空を求めた彼らの目に映るのは──

以上、サイト様より転載

*感想*

最初はアジアンテイストで、真っ暗闇に赤提灯ととても綺麗な背景です。
キャラクター達も個性豊かで、綺麗な描画・シナリオで始まり、
フリーとは思えない完成度の高さです。
そして何より素晴らしい歌が!!歌詞がそのままヒントになってたりしてます。
じっくり聞いて、歌詞を読んで…そしてゲームを進めて…!!
結末は2つあるのですが、どちらも「えっ!?」と思う終わり方をしてます。
実況されてる方もいたので見に行ったのですが…やはり明確には分かりませんでした。
なので若干の消化不良という感じではあるのですが…
なにせエンディングの1つ、「青空を見た」後が衝撃すぎて後々まで印象に残りました。
サイト様に載っていた「探求アドベンチャーとは」を敢えてコピペしてきました。
探求アドベンチャーとは
プレイヤー自身が世界を探求するゲーム
無事、エンディングにたどり着いたとしても、ゲーム内で真相が語られることはありません
ゲーム内に散りばめられた真相の片鱗。きっと謎は解き明かせるはず
是非、すみずみまで物語を味わって、探求してください
これは主人公では解き明かせない物語
う〜〜ん…正直あまり分かってないと思います。。残念。
まずマオが生首で生きてるって…存在自体が謎ですね!
仕方ないのでここは、ドール(人形)とでも思いましょう。ニコユーザー様の意見に賛成。
だって…マオは自身のパーツ(胴体・下半身・左腕・右腕)を見つける度に
切り口(?)を揃えると繋がるんだもん。。そんなぴったりハマるのがすごいわぁ。

次にティモンが住んでいた街について。
どうも、街の事をファビーと呼び、ティモンが住んでいる所は参区街(参ノ駅)と言われてます。
この街は普通なんですよねぇ。汽車から荷物が届けられ、ティモンは荷物を運ぶ仕事をしています。
道中知り合いに荷物後で届けると気楽に話しかけてたりするので、特に何も気になるところはなかったんです。
壱区から始まり、弐区・参区・肆区・伍区・陸区・質区と回りを上部から反時計回りに並んでます。
ファビーの様子これがそうですね
ティモンが住む街が左上の参区、そしてシナリオを進めると次に行くのが弐区の『ガラクタ置き場』
う〜む…迷路みたいになってるとかあったし、ミニゲームでマオの体探すときとか
もう少し行き止まりとか色々あったけど…こうしてみるとすごい単純ですよね
他がどうなってるのか一切語られなかったけど…あまり重要ではないのかな?

次は、『謎の病気』
数年前から、流行り始めた病気。発症すると全身に少しずつ赤黒い錆びが広がる
発症してから数ヶ月で、最期は体が粉々に砕けて死ぬ。
一度発症したら治す薬などは存在しない。
土葬すると地面が錆びるから、専用(2両編成白い汽車)の汽車で回収する。
人が錆びるってどういうこと!?
錆びる原因…が地上の空気らしい?この段階ではまだまだ謎です(*ノヘ)

流行り始めた時、街の墓地に埋めきれなくなってトンネルの中に捨てた時期があった。
死んだ人を埋めると土が錆びることが分かり、掘り返した場所がある。
→異様に錆びくさく、錆びた土は崩れやすい。
このあたりがシナリオにあった内容ですね。
そして…マオのセリフ「この世界にあるものは全て酸化しきってる」
錆びって酸化ってことだし…酸化しきってる という言葉が気になりますね。
それと…誰も水も食料もとらない。ちょ〜っと気になるゾ
夜〜翌朝ぐらいの時間だけとはいえ徹夜したんだから水分位とるはずじゃ…?

次は燃料にあたり『ビンチーの欠片』かな。これで携帯用提灯の灯りをとったり
汽車の燃料になるんだから、不思議な存在ですね。
汽車が街(ファビー)から街へ移動するのに2〜3回程度燃料補給するのに、理由が
「一度にたくさん入れると危険なため、少量ずつしか出ない仕組み」というようなお話でしたね。
石炭みたいなもの?と思ったけど、銀色に光る小石みたいな表記が出て来たし…
タイトルの牟奄-ムエン-が『無鉛』としてニコユーザー様がコメント流してたの見ると、鉛かと思いました。
だって鉛も皮膚感染する毒性持ってるみたいだし…
そうそう、この辺りは謎の病気が関係してくるかもです。

エンディングについて
このエンディングは2種類あります。ひとつは地上に続く扉を開ける。
もうひとつは扉を開けない。
開ける場合は…青い空を見たティモンですが→体・衣服全てが粒子となって消える←という衝撃のEndです。
開けない場合…ティモンも病気を発症し、意識を失った後病室らしきところで目を覚ます。
目を覚ましたティモンにマオが「背負って壱区に連れてきた」と言った彼の手には→手錠←が…
どちらも衝撃ですね!思わず「えっ!?」と声に出してしまいました。(2度目)
まだ病室で目を覚ます側は納得できます。きっと扉を開ける事は地底世界にとって最悪の結末になるんでしょうから…
マオが犯罪者という事で手にアレがあるんでしょう。
それでも、灯りなしに壱区まで行けたマオもすごいけど…本当に彼は何なんだろ。人じゃないよね…
そして扉を開けた側のエンディング…これティモンだけじゃなく、他の地底世界の人もこうなるんだろうか?
発症してるかどうか?に関わらずああなるんなら…やっぱり地上の空気が悪いってことなんだろうな。
ただ、ティモンを抱きしめたマオがああなるのが…病気は空気or接触感染するってことなのかな。
地上に出たことで進行具合があまりにも早くなった?
ほぼ同時に…2人ともああなってしまうというのが…気になります。
もし地底世界の人が全員ああなるなら、地底に隔離したという見方も出来ますね。
そして扉を開けるという事は…地上の空気を地底に流すことになるんだから
マオは→地底世界のすべてを絶滅させる←ために扉を開けようとした。


後は…ニコ動画でもコメントで流れてたりしたものをまとめます。
汽車の燃料『ビンチーの欠片』が毒性を持っていて、病気を進行させていく。
発症した人間に進行を遅らせる薬を渡すことによって汽車の運転手を任せる。